コンクリートひび割れガイド

コンクリートひび割れガイド

コンクリートひび割れガイド

コンクリートは圧縮に強いです。

 

ですが、引っ張りやせん断に対しては極めて弱い材料特性であり、
レディミクストコンクリートの硬化以降は、
比較的短期間のうちに、乾燥収縮や水和熱(セメントと水が化学反応を起こし、
凝結する現象を「水和」といい、そのときに発生する熱を「水和熱」といいます)
による温度の変化等によって、
コンクリート内に作用するひずみに起因するひび割れが発生します。

 

レディミクスコンクリートとは、
「生コン」とか「レミコン」などと呼ばれ、
コンクリートを製造する設備をもつ工場で作られ、
まだ固まっていない状態でコンクリートミキサー車によって施工現場に運搬される
コンクリートのことをいいます。

 

このようなひび割れは、殆どは1年以内で収束することが多いですが、
コンクリート構造物に外部から重荷が発生すれば、
コンクリート構造物の内部に作用する応力により、構造ひび割れが発生します。

 

コンクリート構造物にひび割れが発生すれば、
建築物の美観を損ないますし、
コンクリート構造物の耐久性、強度の損失にも影響してきます。

 

ですから、ひび割れに対しては、慎重に対応することが重要です。

 

鉄筋コンクリート構造物では、ひび割れが発生すると、
コンクリートが負担できない応力を鉄筋が負担する仕組みになっているので、
大きな問題になることは少ないのですが、
ひび割れから侵入した水分によって鉄筋の錆が進行し、
強度の劣化につながり外壁リフォームが必要になってしまいます。

 

構造ひび割れが発生した場合は、
クリープ作用が加わると、コンクリート構造物の変形が大きくなり、
建物の使用性能にも支障をきたす事になりかねません。

 

コンクリート構造物にひび割れが発生すると、
建物がこわれるのではないか?と心配になる人も多いのですが、
そうではありません。

 

ただし、早めの補修が必要です。

 

一方、コンクリート構造建築物の設計や施工に関与している人の中には、
コンクリート構造物にひび割れが発生していても、
全く気に止めない人もいます。

 

しかし、コンクリート構造建築物を作ることに関与するのであれば、
コンクリートに関する正しい知識を持って、
設計、施工の段階でコンクリートに発生するひび割れを
100%なくすか、最小限に抑える努力をしてほしいものです。